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作成日：2010年12月2日_記事番号：T00026937
12月のナイロン製品、化繊３社が２〜４％値上げ
ナイロンチップのオファー価格上昇を受けて、化繊メーカー各社は12月のナイロン製品価格引き上げを決定した。聚隆繊維（Acelon Chemicals & Fiber）はナイロン原糸および加工糸を11月に続き２〜３％、力麗集団傘下の力鵬企業はナイロン原糸を３％値上げした。また、台塑集団（台湾プラスチックグループ）傘下の福懋興業（フォルモサ・タフタ）は、ナイロンチップに加えポリエステルチップ価格も上昇していることから、ナイロン生地およびポリエステル生地を２〜４％値上げした。２日付工商時報が伝えた。
聚隆繊維は値上げについて、「多くの川上業者が12月のナイロンチップ価格を１キログラム当たり３台湾元（約８円）値上げしており、コストを反映させるため」と説明。同社の12月ナイロン原糸価格は１キロ当たり平均120〜125元、加工糸は135〜140元となる。
また同社はナイロンおよびポリエステルチップの価格上昇について、今年は例年より早く気温が低下し、冬物衣料向け需要が前倒しで高まったことに加え、国際石化原料価格の上昇、綿花相場の高騰などが影響していると指摘した。
