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台プラグループ、中国海洋石油との提携模索


ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月2日_記事番号:T00026940

台プラグループ、中国海洋石油との提携模索

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵総裁は、中国の中国海洋石油(CNOOC)の招きで、先月29日から今月1日まで福建省寧徳市を訪れ、中国海洋石油が開発中の寧徳工業区を視察するとともに、同社と提携に向けた協議を行った。2日付工商時報などが伝えた。

 台プラは、中国政府が台湾との経済交流を目指す海峡西岸特区では、石油精製プラントへの投資が試験的に解禁される可能性が高いとみて、現地で石油精製からエチレン生産までを行う一貫プラントの建設に向けた検討作業に入った。

 今回の訪問には、中国海洋石油の関係者や福建省政府幹部も同行しており、中国側が台湾からの投資受け入れに積極的なことを示している。
 
 台プラは「台湾での第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画のほか、ベトナム・ハティン製鉄所、中国の寧波石化園区の拡張を全力で推進する。現行法令の範囲内で、内外の投資機会を模索し、海外の同業者との提携機会も排除しない」と説明した。