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作成日:2010年12月3日_記事番号:T00026953
今年の「人気爆発検索ワード」、「地震」が1位

ランキング大手ポータルサイト「ヤフー!奇摩」が2日発表した、短時間内に最も多く検索された「人気爆発キーワード」のランキングで、2010年度の首位は「地震」だった。今年3月4日に高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード(M)6.4の地震が発生した際、このキーワードで検索するネットユーザーが、短い時間で爆発的に増えたためだ。
2位は、カリスマ塾教師の不倫スキャンダルから生まれた流行語「補教人生」(補教は塾教師の意)、3位は広州アジア大会テコンドーで不合理な失格判定を受けた台湾代表選手「楊淑君」。
4位には、台湾でも人気となったアップル社の「iPhone4 & iPad」が、5位には、ネットで話題となった台湾大学など高学歴を持つ美人女子大生の「高学歴正妹」(正妹は美少女の意)がランクインした。
このほか、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)深圳工場で従業員が相次いで自殺を図った事件から、「維特効応」(ウェルテル効果=連鎖自殺)が注目され9位入りした。
また、ひとりの女子高生がネットで発表した恋人に求める11条件「男友的十一個条件」は、1カ月足らずのうちに10万アクセスに達するほどの反響を引き起こし、第10位にランクインした。
「ヤフー!奇摩」によると、インターネット上で話題になったり、社会ニュースで有名になった人物や事件が上位に多くランクインしたのは、ネットユーザーがこれらに関心を持ち、さらに詳しい情報を得ようと検索するため。「楊淑君」や「補教人生」はそのようなケースだという。
一方、短時間内にアクセスが集中した「2010年度ホットニュース」ランキングでは、検索キーワードで3位となった楊淑君選手関連のニュースが首位、5直轄市長選挙前夜に起こった連勝文氏銃撃事件が2位となった。3~5位は自然災害が多発した今年を反映し、すべて災害関連のニュースが占めた。