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高雄港の埠頭使用料、さらに低下の可能性


ニュース 運輸 作成日:2010年12月3日_記事番号:T00026960

高雄港の埠頭使用料、さらに低下の可能性

 
 コンテナ海運大手の陽明海運(ヤンミンマリントランスポート、YML)が投資する高雄港洲際貨櫃中心(第6コンテナターミナル)がこのほど完工した。来年1月からの供用開始で高雄港の埠頭(ふとう)過剰がますます深刻化し、定期航路もあまり増加しない中、埠頭使用料がさらに低下しそうだ。3日付工商時報が報じた。

 また陽明海運は来年4月に高雄港120号埠頭の使用を打ち切る予定だ。これを受けて、デンマークの海運大手、マースクが昨年5月に使用契約を打ち切った第5コンテナターミナルの第75号埠頭は、使用権をめぐって今月16日に3回目の入札が行われるが、再度不調に終わる可能性が出ている。

 実際、入札の可能性が最も高いとされる徳翔航運(TSラインズ)も、来年以降は120号埠頭が使用できるようになる上、現代商船が使用する118号、119号も改善を終え、共同使用者を募集するとみられるため、より有利な条件が得られる可能性があるとして、慎重な姿勢に転じている。