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タイヤの正新、台湾Uターン投資に300億元


ニュース その他製造 作成日:2010年12月6日_記事番号:T00026994

タイヤの正新、台湾Uターン投資に300億元

 
 5日付聯合報によると、タイヤ大手の正新橡膠工業は、台湾で進めている工場設置計画で、彰南科技園区(彰化県)のバス用スチールラジアルタイヤ工場に200億台湾元、竹囲子工業区(雲林県斗六市)の乗用車用タイヤ工場に100億元を投資する考えを経済部に表明した。台湾へのUターン投資総額は300億元(約825億元)に達する。

 凌家裕・経済部投資処長によると、中国における人件費上昇といった労働環境の変化、および中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結により、今後一部品目で中台間のゼロ関税化が実施されることを受け、中国に進出している台湾企業のUターン投資が従来型産業を中心に増えている。特に自動車部品業者が積極的で、バンパー最大手の東陽集団は台南市の和順工業区にアフターサービス用部品の生産を主とする工場設置を投資額20億元で計画している。

 なお経済部の統計によると、中国に進出している台湾企業のUターン投資額は、▽2007年、140億元(74件)▽08年、204億元(127件)▽09年、362億元(106件)──と増加を続け、今年も10月までの時点で386億元(95件)と過去最高となっており、通年では400億元を突破する見通しだ。