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タイル・設備業、来年5~10%の値上げを検討


ニュース その他製造 作成日:2010年12月6日_記事番号:T00026996

タイル・設備業、来年5~10%の値上げを検討

 
 5日付経済日報によると、タイル・住宅設備業界では、銅や天然ガス、石油などの国際価格高騰によるコスト上昇を受け、5~10%の値上げを検討している。タイル建材の冠軍建材(チャンピオン・ビルディング・マテリアルズ)や浴室設備大手の和成(HCG)はともに、来年からの値上げを検討していることを明らかにした。上げ幅は製品により異なるという。

 冠軍建材は「エネルギーコストが3~4割上昇し、値上げを検討せざるを得ない」と説明した。また、和成は「銅価格が半年で5割も上昇し、コストへの反映が必要となっている」と指摘。ただ大幅値上げに踏み切ると、川下の需要が弱まるとの懸念もある。台湾桜花(タイワン・サクラ)は給湯器や換気扇など銅や鉄などを多く使用する製品の一部で5~10%の値上げを検討している。

 ニューヨーク市場での原油先物相場は1バレル88米ドル以上と、過去2年で最高となっている。ロンドン金属取引所(LME)の銅オファー価格は1トン8,000米ドルと1四半期で20%上昇、一時は9,000米ドルを突破し、今後も引き続き上昇が予想されている。