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聚陽実業、「台湾版ユニクロ」から受注


ニュース その他製造 作成日:2010年12月6日_記事番号:T00026998

聚陽実業、「台湾版ユニクロ」から受注


 アパレル大手の聚陽実業(マカロット・インダストリアル)はこのほど、「台湾版ユニクロ」とも言われるオンライン販売の低価格アパレルブランド「lativ」からの受注を獲得した。来年の第1四半期から初回50万着規模で出荷を開始する。同社は今回の新顧客獲得を「大きな前進」と評価しており、業績に大きく貢献するとみられている。6日付経済日報が伝えた。

 周理平董事長によると、ブランド立ち上げからわずか4年の「lativ」は今年、売上高が15億台湾元(約41億円)に達し、来年はさらに倍増して、小規模な百貨店と同水準まで成長する見通しだという。

 聚陽は新顧客の開拓に取り組んでおり、専門のプロジェクトチームを設けて衣料ブランドとの交渉を進めている。周董事長は、競争の激しい欧米市場よりも、中国市場に大きなビジネスチャンスがあると見込んでおり、最近では上海美特斯邦威服飾の展開する中国最大のカジュアル衣料ブランド、「美特斯・邦威(Meters/bonwe)」や潤泰集団傘下で中国量販店最大手の中国大潤発(RTマート)、香港のカジュアルブランドBaleno(バレーノ)などが新たな顧客に加わった。

 中国顧客へは第4四半期に出荷を開始し、受注額は約200万元。同社は中国顧客への出荷額を来年には2,000万米ドルにまで拡大したい方針だ。売上比率は来年3~5%、2012年には10%まで引き上げる計画だ。