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作成日：2010年12月6日_記事番号：T00027006
フォックスリンク、光学式タッチパネル参入へ
鴻海集団（フォックスコン）傘下の正イ精密工業（フォックスリンク、イは山の下に威）の郭台強董事長はこのほど、携帯電話の受託生産事業を徐々に縮小し、光学式タッチパネル、発光ダイオード（ＬＥＤ）、リチウム電池などの新事業に参入していく意向を示した。６日付経済日報が伝えた。
郭董事長は「他社との機密保持協定で、これ以上は話せない」と述べたが、消息筋によると、同社は液晶モニター受託生産大手の冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）、イメージセンサー設計大手、原相科技（ピクスアート・イメージング）と合弁会社を設立するもようだ。
合弁会社はＴＰＶが輸出販路、ピクスアートがイメージセンサー、フォックスリンクが光学部品を提供する形で、大画面テレビやパソコン向けの光学式タッチパネルを生産するもようだ。
スマートフォンやタブレット型ＰＣに採用されている静電容量方式タッチパネルは、単価が高い上、サイズが大きいほど良品率が低下する問題点が指摘されており、大型パネルを必要とする大画面テレビなどには、光学式タッチパネルの採用が有望視されている。
