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友達初の世界シェア1位、10月以降の受注は不透明


ニュース 電子 作成日:2007年9月17日_記事番号:T00002701

友達初の世界シェア1位、10月以降の受注は不透明

 
 ディスプレイサーチが発表した、世界主要パネルメーカーの8月の大型液晶ディスプレイ(TFT─LCD)の出荷枚数と市場シェアレポートによると、友達が出荷枚数760万枚で韓国のサムスン電子とLGフィリップスLCD(LPL)を抑え、世界シェア第1位になったことが分かった。ただし、友達は10月に生産ラインの保守点検計画を控えるなど、10月以降の受注は先行きが不透明な状態だ。

 工業技術研究院の産業経済・趨勢研究センター(IEK)の鍾元俊アナリストによると、サムスンは8世代生産ラインに投資した後、直ちに新生産ラインを計画するなど積極的に設備投資を行っている。これに対し、台湾の友達、奇美電子(CMO)は8世代以上のラインの設備投資に対しては消極的であるため、今回の友達のシェア1位は最初で最後となる可能性が高い。

 パネル価格は4月からデジタルフォトフレームやデジタルカメラ市場の成長に伴って上昇し、供給不足が続いているが、友達の受注は中小型パネルで10月、大型パネルは9月から減少し始めるとみられている。

 友達、サムスン、LPLの3社は、ノートブック型パソコンで79.2%、液晶モニターで49.9%、液晶テレビで64.3%のシェアを占めた。15日付蘋果日報が報じた。
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