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作成日:2010年12月7日_記事番号:T00027023
10年液晶モニター販売、前年並みの130万台へ
7日付電子時報によると、今年の台湾市場における液晶モニター販売台数は約130万台で、2009年と同水準となる見通しだ。
ある液晶モニターブランドによると、今年の液晶モニター出荷は景気回復とそれに伴う企業の調達増加、発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した製品の出荷増などが貢献するが、昨年金融危機による不況対策として行われた消費券配布が今年はなかったことや、デスクトップ型パソコン販売がノートPCに押され気味なことから、前年並みにとどまる予測だ。
今年の特徴としては、LED機種の価格が従来の冷陰極蛍光ランプ(CCFL)採用機種の水準近くまで下落して市場浸透率を上げたほか、画面サイズでは22インチワイド製品(4,490〜5,000台湾元=約1万2,300〜1万3,700円)が市場の36%を占めて19インチワイド製品(3,690〜3,990元)の34〜35%を上回り、主流となったと指摘した。
現在、LED機種とCCFL機種の価格差は22インチワイド製品で約300元、19インチワイド機種では100〜150元まで縮まっている。このことから、通年のLED機種販売シェアは液晶モニター全体の20〜30%、第4四半期だけなら50%を占めると予測した。