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華新科技も重慶工場新設へ、受動部品業界で初


ニュース 電子 作成日:2010年12月7日_記事番号:T00027026

華新科技も重慶工場新設へ、受動部品業界で初

 
 受動部品大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)と傘下のコイルメーカー、信昌電子陶瓷(プロスペリティー・ダイエレクトリックス、PDC)、およびプリント基板(PCB)メーカー、精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー、gbm)は6日、3社共同で中国・重慶市政府と現地に生産基地を建設することで投資覚書を締結したと発表した。受動部品業界では初の内陸部での生産拠点設置となる。7日付経済日報が伝えた。

 3社は重慶市とPCBやプリント回路板アセンブリ(PCBA)、受動部品の生産プロジェクトで提携する。華新によると、同市が提供する土地で早ければ来年にも着工する。スケジュールや生産能力の詳細は未定。

 華新は、EMS(電子機器受託生産サービス)や大手ブランド、部品メーカーなどの重慶、成都進出が増える中、顧客の需要に応えて重慶での生産拠点設置を決めたと説明した。中国沿海部での人材不足も理由の一つだという。将来、欧州市場への地理的な利便性も生かしたいとしている。

 これまで受動部品メーカーの中国生産拠点は多くが華南や華東に集中しており、内陸部は倉庫の設置にとどまっていた。