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作成日：2010年12月7日_記事番号：T00027032
ＴＳＭＣのクアルコム受注、来年は大幅拡大か
７日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は来年、クアルコムからの受注が180万枚（８、12インチウエハー投入枚数）へと、今年の110万枚から70万枚増え、同社に年間200億台湾元（約550億円）の売り上げをもたらすとみられる。市場ではクアルコムの通信チップがアップルに採用されたとの観測が出ており、ＴＳＭＣへの発注増はこれに関するものが大半を占めるとみられる。
観測についてＴＳＭＣとクアルコムはいずれも回答していないが、アップルのタブレット型パソコン「ｉＰａｄ」で来年発売が予想される２代目機種、およびスマートフォン「iPhone4」で、インフィニオン製品に代わりクアルコム製品が採用されると市場でみられている。クアルコムも来年売上高は２けた成長が望めると予測している。
このほか、アップルにチップを供給するブロードコム、ＮＸＰセミコンダクターズ、テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）などもＴＳＭＣに生産を委託しており、ＴＳＭＣはアップル人気で最大の恩恵を受けている企業の一つとされる。
