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ドライバICのノバテック、液晶パネル需要増で業績回復【図】


ニュース 電子 作成日:2010年12月7日_記事番号:T00027033

ドライバICのノバテック、液晶パネル需要増で業績回復【図】

 
 液晶ディスプレイ(LCD)ドライバIC設計の最大手、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)は6日、11月売上高が前月比18.0%増、前年同月比30.8%増の30億8,700万台湾元(約85億円)に達したと発表した。売上高は9月のピーク時の水準を回復した形で、中大型液晶パネルの需要回復がドライバIC業界の業績にも追い風となっている格好だ。7日付工商時報が伝えた。
 
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 同社は当初、第4四半期の売上高が前期比で10%以上減少すると予測していたが、11月に予想外の増収となり、12月も春節(旧正月)前の在庫確保需要が望めることから、第4四半期の減収幅は5%以内にとどまる見通しだ。1〜11月の売上高は、前年同期比35.2%増の332億4,300万元だった。

 業界関係者は「(携帯電話向けの)小型液晶パネル向けドライバICは年初来需要が堅調だが、中大型に関しては、液晶パネルの在庫過多でドライバICの出荷も影響を受けた。ただ、中国の国慶節連休から米感謝祭連休にかけ、ノートパソコンや大型液晶テレビの売り上げが好調に推移し、在庫水準が低下したことから、11月下旬以降、発注が勢いづいた」と分析した。