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新iPad、鴻海の出荷まで100日


ニュース 電子 作成日:2010年12月7日_記事番号:T00027036

新iPad、鴻海の出荷まで100日

 
 7日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、アップルが来年4月にも発売するとみられるタブレット型パソコン「iPad」の2代目機種について、鴻海科技集団(フォックスコン)の中国深圳工場は100日以内に出荷するよう通知を受けたもようだ。第1弾の出荷は40万〜60万台とみられるが、鴻海は「特定の顧客および製品については答えられない」とコメントした。
 
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発売は「4月初め」
 
 新iPadの発売時期については、さまざまな憶測が飛び交っているが、アップルは初代機種のサプライヤーに対し徹底したかん口令を敷いており、多くの業者は依然、新機種に関する発注量およびスケジュールを知らされていないという。しかしアップルは既に量産に向けた最後の準備段階に入っており、発売は来年4月初めの可能性が最も高いと業界関係者はみている。

 アップルは当初、新iPadの量産・出荷を1月にも開始したい考えだったが、同製品は依然ファームウエアのテスト段階にあるとされ、早くとも来年2月となる見通しだ。なお、鴻海が新たに設置した四川省成都工場が試験生産段階にあるため、新iPadの出荷は深圳工場からが主となる見込みだ。 アップルの発表によると初代iPadの第3四半期販売台数は419万台、9月末までの累計では750万台となっている。第4四半期は台湾や韓国、南米などに販路が拡大したほか、欧米で年末商戦を迎えることから700万台以上が見込まれている。

 新機種の発売に向け、初代iPadの生産が停止されるという情報は伝えられていないものの、来年1月末以降は生産規模が縮小するとみられている。

新旧交代期に欠品か
 
 受託メーカーからの初代機の第3四半期出荷量は600万台とされ、市場での販売台数を約180万台上回っている。これが第4四半期の販売に回ることで年末のハイシーズン需要を支え、来年第1四半期は依然160万〜180万台の初代機生産を行うものの、2月以降はこれを縮小し、4月の新機種発売までに在庫消化を進めたい考えとされる。

 このため、新iPad発売前には、同社のスマートフォン、iPhone4発売時と同様に「新機種も旧機種も手に入らない」といった状況が出現するとみられる。
 
【表】