「あなたが精子・卵子提供を受けて子どもを作るなら、誰に提供してもらいたいですか?」──今年の第60回ベルリン国際映画祭で、優れた同性愛映画に対して贈られる「テディベア賞」を受賞した米映画『The Kids Are All Right』(リサ・チョロデンコ監督、邦題:キッズ・オールライト)が、17日から台湾で公開されるのに合わせ、台湾同志(同性愛者)家庭権益促進会が男女1,200人余り(男性631人、女性624人)を対象にこんなアンケート調査を実施した。
調査の結果、見事「精子提供を受けたい男性」の1位に輝いたのは、268票を得た裕隆集団執行長(CEO)の厳凱泰氏(45)。「ハンサムで風格があり、高いIQとEQ(情動指数=心の知能指数)を兼ね備えた男性」と評価され、2位以下を大きく上回るダントツの支持を集めた。
2位は、台湾映画『艋舺(MONGA)』(邦題:モンガに散る、鈕承沢監督)に主演し、今年の台湾金馬奨(台湾のアカデミー賞)で最優秀主演男優賞を受賞した、俳優・モデルの阮経天さん(28)。甘いマスクとセクシーさが人気を集め131票を獲得した。
「精子提供を受けたい男性」第2位の阮経天さん(中央社)
3位はモデルで俳優の高以翔さん(26)。195センチの長身と端正な容貌が人気の理由だった。女性が精子提供者を選ぶ条件としては、身長と外見をかなり重視するようだ。
では「卵子提供を受けたい女性」は誰?1位は、302票を獲得した台湾のトップモデル、林志玲さん(36)。抜群のスタイルと美貌の持ち主であるだけでなく、カナダのトロント大学で2つの学位を取得した才女でもあり、司会者や俳優としても活躍中だ。
2位は、先住民歌手の張恵妹さん(38)。歌のうまさに定評があり、「アジアの歌姫」と呼ばれ台湾以外でも人気が高い。今年6月の金曲奨(台湾のグラミー賞)では、最優秀女性歌手賞を含む6部門を制覇した。
3位は、タレントの徐熙娣(小S)さん(32)で92票。頭の回転が早く、司会者としての人気が高い。男性が卵子提供者を選ぶポイントは「美貌と才能」か。
ちなみに、馬英久総統は「面白みにかける」といった意見も聞かれるなど振るわず、8位。蔡英文(女性)民進党主席も17位と政治家は人気薄だった。