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台湾版「借金時計」が始動、1人当たり債務は19.7万元


ニュース その他分野 作成日:2010年12月8日_記事番号:T00027043

台湾版「借金時計」が始動、1人当たり債務は19.7万元

 
 財政部は7日、同部のビル正門および公式ホームページ上に、最新の公的債務残高、住民1人当たりの債務などの情報を表示する「借金時計」を設置した。これによると、11月末時点の台湾の公的債務残高は償還期間が1年以上のものが4兆3,218億台湾元(約12兆円)、短期債務が2,350億元、台湾住民1人当たりの債務は19万7,000元となっている。8日付聯合報が報じた。
 
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7日夜、財政部入り口に点灯した「借金時計」(7日=中央社)
  
 米国に倣って設置された台湾の「借金時計」は、毎月7日に前月末時点の状況が表示される。ただ合計15兆元を超えるとされる、軍人・公務員の退職金、公的保険の損失、道路建設のための土地徴収補償費など「裏の債務」は含まれない。

 これについて財務部は、「これらは将来の受益者が返済する、または特定財源により償還されるもので、全住民が負担する性格のものではないため含めていない」と説明している。