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陽明海運、高雄港に40億元追加投資か【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年12月8日_記事番号:T00027044

陽明海運、高雄港に40億元追加投資か【表】

 
 コンテナ海運大手の陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)は、高雄港で面積36ヘクタールの用地を賃借し、物流拠点を整備する方向で検討している。投資額は少なくとも30億〜40億台湾元(約83億〜111億円)が見込まれる。8日付経済日報が伝えた。
 
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 同社幹部は7日、事実関係を認めた上で、高雄港務局が近く実施する期間10年の借地入札で、同社傘下の港湾運営会社、高明碼頭裝卸を通じ、用地の使用権を獲得する考えを示した。陽明海運は貨物需要の動向を見極めながら、今後高雄港第6コンテナターミナルに追加整備が予定される新埠頭(ふとう)2カ所の建設に沿う形で、物流拠点の整備を進める方針とされる。

 高雄港は来年以降ロンドン金属取引所(LME)の指定倉庫に指定される可能性が高く、物流需要の拡大が期待されている。

 業界関係者は「陽明海運が既に高雄港に設置している物流倉庫2カ所への投資額は7億~8億元だった。新たに取得する用地は5倍に広さがあるため、土地費用と建設費で30億~40億元の投資が見込まれ、台湾最大の港湾物流拠点になる見通しだ」と述べた。