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フォルクスワーゲン、台湾工場設置を見合わせか


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年12月8日_記事番号:T00027055

フォルクスワーゲン、台湾工場設置を見合わせか

 
 8日付工商時報によると、台湾での工場設置を計画しているとの観測が出ていた自動車大手、独フォルクスワーゲン(VW)だが、6日に開かれた取締役会で同計画は取り上げられず、来年の台湾での現地生産化は実現しないもようだ。

 同計画については、VWの台湾総代理、太古標達汽車を傘下に持つ太古汽車集団が年初、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象に小型車が含まれるとの観測に基づいて、VWに台湾現地生産化での提携を持ち掛けたとされる。

 当時、単独または合弁での工場設置、生産の委託などの提案がなされ、裕隆集団などに受託生産が打診されたとみられる。

 しかし観測によると、VWは中国を今後の主力市場とみており、台湾支社設立に人材を投入する余裕はなく、しかも小型車はECFAアーリーハーベストの対象には含まれなかったため、台湾投資はまだ機が熟していないと判断したもようだ。

 一方、同日付中国時報は、「VWが台湾投資を行うかどうかは今月中旬に発表される見通しだ」と報じている。