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元太の11月売上高、過去最高を更新【図】


ニュース 電子 作成日:2010年12月8日_記事番号:T00027063

元太の11月売上高、過去最高を更新【図】

 
 電子ペーパー世界最大手、元太科技工業(EIH)が7日発表した11月連結売上高は、ハイシーズンによる出荷増に支えられ前月比18.38%増の32億7,700万台湾元(約91億円)となり、過去最高を更新した。証券会社は、FFS方式液晶パネルの出荷が好調なこと、およびカラー電子ペーパーの量産・出荷が始まったことで、12月も32億元の水準を保ち、第4四半期通期では90億元台に乗るとみている。8日付蘋果日報が伝えた。
 
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 同社は傘下の韓国・ハイディスが開発したFFS方式液晶パネルで、海外大手から受注を得て出荷が始まっている。ハイディスは生産能力の8割を同製品に充て、歩留まり率が向上していることから、第4四半期中に黒字転換を果たす見通しだ。

 証券会社によると、電子業界が例年のハイシーズンのピークを12月に迎えた後、調整期に入る一方で、同社はシェア9割を持つ中国の電子ブックリーダー市場での新年向け需要に支えられ、来年第1四半期も好業績が続く可能性がある。

 元太はまた、タッチスクリーン機能付きの電子ペーパーについて、来年中の量産開始を目指し、現在サンプルを各社に送っていることを明らかにした。