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民国百年史の有名人物、「毛沢東・鄧小平」で物議


ニュース 社会 作成日:2010年12月9日_記事番号:T00027068

民国百年史の有名人物、「毛沢東・鄧小平」で物議

 
 来年の中華民国建国100周年を前に、国史館が歴史上の有名人物100人に対する人気投票イベントを実施したところ、候補者リストに毛沢東、鄧小平、周恩来ら中華人民共和国成立後の指導者やラストエンペラーとして知られる愛新覚羅溥儀がが含まれていたことが物議を醸し、国史館側が8日、4人を急きょリストから削除する対応を取っていたことが分かった。中央社電が伝えた。

 投票イベントは「民国百人」と題したもので、候補者リストには当初、政治、軍事、外交などの8分野で計100人のリストが掲載されていた。このうち、軍事部門では、中国の改革開放政策を主導し、中国共産党の中央軍事委員会主席に歴任した鄧小平氏が削除直前の時点で1位となっていた。政治部門でも中華人民共和国の故毛沢東主席が3位となっていた。

 これについて趙世璋・国防部副部長は立法院での答弁で、「極めて不適切だ」と不快感を表明した。

 国史館の朱重聖副館長は「市民からの苦情はなかったが、立法委員から指摘を受けたように、確かに行き届かない部分があったと認識しており、一部情報を修正した」と説明した。