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中国建設銀、台湾の銀行への出資「5%でも」


ニュース 金融 作成日:2010年12月9日_記事番号:T00027074

中国建設銀、台湾の銀行への出資「5%でも」

 
 中国建設銀行の郭樹清董事長は8日、北京で開かれたシンポジウムで工商時報の取材に応じ、台湾の銀行への出資について、「大規模な出資は考えていない」述べ、中小規模の銀行と交渉を進めていることを示唆した。ただ、出資上限をめぐって台湾側と認識に差があるとし、「当然台湾側が20%の出資を認めることを希望している。5%では実質的な意義は小さい」と指摘した。しかし、同行の台湾進出を指揮する毛裕民理財総監は、「(台湾の)行政院金融監督管理委員会(金管会)には出資上限を20%とするよう求めたが、その後要求を15%に引き下げた。出資比率は5%でも構わない」と述べ、出資比率を問わず、台湾の銀行への出資を実現させる強い意向を示した。9日付工商時報が伝えた。

 郭董事長はまた、「台湾の保険会社と出資に向けた交渉を進めている」とも語った。中国の国有銀行が、台湾で銀行、保険の両分野に参入を目指すのは、建設銀が初めてとなる。

 郭董事長はさらに、台湾での事務所開設に向け、金管会に対する申請準備を行っていることも明らかにした。