ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南山人寿売却、潤成投資とプリマスが有力か


ニュース 金融 作成日:2010年12月9日_記事番号:T00027075

南山人寿売却、潤成投資とプリマスが有力か

 
 米保険大手AIGの台湾子会社、南山人寿保険の売却入札で、AIG側は入札企業のうち、台湾勢の潤泰集団(RUENTEX)と製靴大手、宝成国際集団(PCC)の合弁による投資会社「潤成投資控股」と、初回入札で売却先に決まりながら計画が頓挫した香港のプリマス・フィナンシャル・ホールディングスの両陣営を有力候補と位置付けているもようだ。9日付経済日報が消息筋情報として伝えた。

 プリマスは、背景に中国資本の存在が取りざたされた中策集団(チャイナ・ストラテジック・ホールディングス)に代わり、パートナーにセメント事業を主力とする台湾企業の国産実業建設(ゴールドサン・グループ)を選んで応札した。

 市場の観測によると、潤成投資の提示額が約900億台湾元(約2,500億円)で最も高く、当初最高額で入札したとみられた中国信託金融控股(中信金)の750億元前後を上回っているもようだ。

 AIGが売却先の候補を両陣営に絞ったとすれば、中信金をはじめ、国泰金融控股、富邦金融控股といった台湾の金融グループが候補から脱落する展開となる。