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化繊オファー価格、綿花高騰で今期4割上昇も【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年12月9日_記事番号:T00027079

化繊オファー価格、綿花高騰で今期4割上昇も【表】

 
 化繊業界関係者によると、一度は下落が止まった綿花の国際相場が再び上昇し、代替品となる化繊原料も上昇していることを受け、化繊各社は加工糸のオファー価格を11月の大幅値上げに続き、12月も1キログラム当たり5〜7台湾元(約14〜20円)、一部メーカーでは8〜10元引き上げている。第4四半期の前期比上げ幅は同15元、率にして40%以上となる見通しだ。9日付工商時報が報じた。
 
T000270791

 
 化繊メーカーは、10月の1キロ当たり1元の小幅引き上げを皮切りに相次いで値上げを行い、11月は最高15元以上、平均5〜10元の相場上昇となった。このため、力麗集団(Lealeaグループ)の力鵬企業、聯発紡織繊維は11月売上高が前年同月比で5割以上成長、宏益繊維工業は約3割、集盛実業は約2割の成長となった。

 綿花の最新オファー価格は1ポンド当たり1.4米ドルの高水準で、化繊の原料となる高純度テレフタル酸(PTA)は1トン当たり1,160米ドル、エチレングリコール(EG)は同1,025米ドルに達している。