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健亜生技の損害賠償訴訟、武田薬品に5千万元の支払判決


ニュース 医薬 作成日:2010年12月9日_記事番号:T00027081

健亜生技の損害賠償訴訟、武田薬品に5千万元の支払判決

 
 医薬品メーカーの健亜生物科技(ジェノベイト・バイオテクノロジー)はこのほど、日本の製薬最大手、武田薬品工業が特許侵害を主張して健亜が開発した医薬品「Vippar」の製造・販売禁止の仮処分を申請したことで損害を受けたとして、賠償を求め争っている裁判で、二審の台湾高等法院が健亜の訴えを認め、武田側に5,000万台湾元(約1億3,900万円)の賠償金支払いを命じる判決を下したと明らかにした。経済日報などが伝えた。

 健亜によると、武田の仮処分申請を台中地方法院が認めたことで、同社は臨床試験の最終段階に入っていた「Vippar」を出荷できなくなり、多大な損害を受けた。同薬の特許をめぐっては昨年3月、既に期限切れで特許侵害に当たらないという健亜の主張が最高法院で認められ、判決が確定している。健亜は今回の二審判決に基づき、近く武田側に損害賠償を求める方針だ。