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今年の出生率、過去最低更新が確実


ニュース 社会 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027098

今年の出生率、過去最低更新が確実

 
 今年1〜11月の台湾の新生児は15万1,671人で、前年同期を2万人以上、約12%下回った。昨年世界最低を記録した合計特殊出生率(女性1人が生涯に生む子どもの数を示す指標)1.03を、今年はさらに下回ることが確実視されている。10日付蘋果日報が報じた。

 内政部は今年、深刻な少子化に歯止めをかけるため、賞金100万台湾元(約278万円)で「子供が欲しくなるスローガン」を募集し話題となったが、全く効果はなかったようだ。内政部は来年からの中低収入層への託児補助拡大、再来年からの年収30万元以下で2歳以下の子どもがいる家庭への月5,000元の手当支給など、取り組みを進める計画だ。

 少子化の進行によって労働力の減少や青壮年層の福祉負担増が懸念されており、張秀鴛内政部児童局長は「今後5〜6年が鍵になる」と指摘した。