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新社会人の初任給2.74万元、過去3年で最高


ニュース その他分野 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027101

新社会人の初任給2.74万元、過去3年で最高

 
 大手求人情報サイト、1111人力銀行の最新調査によると、今年の新社会人の平均初任給は2万7,428台湾元(約7万6,000円)で、前年比12.6%(約3,000元)増、過去3年で最高となった。専門家は「景気回復による人材需要が高まっており、給与水準が上がっている」と分析し、来年は給与引上げで人材引き止め策を講じる必要があると指摘した。10日付蘋果日報が伝えた。

 一方、1111人力銀行の張旭嵐広報担当は、初任給は上昇したものの、新社会人の未就職者が34%と、昨年の16.67%、08年の5.13%から大幅に拡大、求職活動期間も42日間と長期化しているとの現状を指摘した。その理由について、「今年は景気回復で就職できないことに対する危機感が薄れ、好条件の待遇を選り好みする傾向がある」と分析した。

 同調査は先月23日~今月7日にかけ、採用3年目までの社会人1,216人を対象にウエブサイトを通じアンケート形式で行われた。なお、教育部が実施する大専(大学・専科学校)卒業者向けのインターンシップ「大専卒業生企業職場実習方案」参加経験や、徴兵に代わり公共機関などで兵役に相当する期間勤務する「替代役(代替役)」は対象外。