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ネットバンキングで個人情報漏えい、玉山銀に処分


ニュース 金融 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027105

ネットバンキングで個人情報漏えい、玉山銀に処分

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は9日、今年4月、ネットバンキングシステムにハッカー攻撃を受け1万6,001件の個人情報が外部に流出した玉山商業銀行に対し、情報セキュリティー体制が不十分だったとして、400万台湾元(約1,100万円)の罰金処分を科した。10日付聯合報が伝えた。

 玉山銀の事件は、台湾銀行業界でネットバンキングが普及して以降、最大のハッカー被害となったが、個人情報が盗み出されただけで、顧客の預金には被害が及ばなかった。しかし、事態を重く見た金管会は今回の処分を決めた。

 流出した情報には、預金顧客の氏名、生年月日、身分証番号などが含まれていた。信用データなどは流出しなかったもようだ。

 玉山銀側は「問題点は既に改善した。振り込みには窓口で振り込み先の事前登録を求めており、顧客の預金は安全だ。安心してほしい」と説明した。