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高鉄の屏東乗り入れ、台鉄と軌道を共有


ニュース 運輸 作成日:2007年9月18日_記事番号:T00002711

高鉄の屏東乗り入れ、台鉄と軌道を共有

 
 交通部は17日部会間会議を開催し、台湾高速鉄路の屏東までの路線延長について、台湾鉄路の狭軌軌道(幅1,067ミリ)の外側に高鉄の標準軌道(幅1,435ミリ)を敷設することで乗り入れを可能にする、「3線軌道」の採用を決議した。

 何煖軒交通部次長によると、これにより、高鉄は新たな専用路線を建設することなく高雄駅と屏東県潮州まで延長することが可能となり、台鉄とは駅も共有するため乗り換えにも便利だという。

 従来の高鉄左営駅から高雄駅まで専用トンネルを建設する計画では340億台湾元(約1,180億円)が必要とされたが、軌道共有方式ではわずか40億元で済むという。共有軌道が完成すれば、台北~潮州間が現在の5時間10分(台鉄)から2時間25分に短縮される。

 何次長はまた、同方式を採用することで、台鉄による今後の標準軌車両の購入にも道を開くと指摘した。18日付工商時報が報じた。