ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027112
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は9日、自動車大手、裕隆集団傘下の華創車電と提携し、炭素繊維を使った軽量電気自動車(EV)を開発すると発表した。炭素繊維を採用すれば、車体重量を3分の1削減でき、大きな省エネ効果が期待できるという。10日付経済日報が伝えた。
台プラグループは炭素繊維市場を有望視し、近く70億台湾元(約190億円)を投資して炭素繊維工場を建設する。同時に、裕隆集団と「炭素繊維電動車アライアンス」を結成し、最大で年2万トンの炭素繊維糸を生産し、自動車向け炭素繊維市場の先取りを狙う。
双方の提携は、経済部技術処の仲介で成立し、▽福懋興業(フォルモサ・タフタ)▽上緯企業(SWANCOR)▽明安国際企業(アドバンスト・インターナショナル・マルチテック)▽和成欣業(HCG)──など素材関連の20社も参加する予定だ。
台プラグループは既に40億元を投資し、工場2カ所の拡張を進めており、今年末と来年末にそれぞれ完成する。完成後の炭素繊維生産量は世界4位の年8,750万トンとなる。生産能力は2015年に1万トンに増える見通しで、その後も段階的に増産を進める構えだ。
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