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中鴻鋼鉄、11月は80%増収


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027114

中鴻鋼鉄、11月は80%増収

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下、中鴻鋼鉄の11月売上高は43億4,000万台湾元(約121億円)で、前月比80%増、前年同月比34%増の大幅成長となり、過去2年で最高を記録した。前月比大幅増収について同社は、11月に熱延工場の年次保守が完了し、前月落ち込んだ出荷が回復したこと、また同月のスラブ鋼売り上げ9億8,500万元が貢献したと説明した。10日付経済日報が報じた。

 中鴻は12月の製品オファー価格を1トン当たり300〜500元引き下げ、単圧メーカーに米ドル換算で1トン610米ドル、その他メーカーに同620〜630米ドルで販売している。一方、中鴻のスラブ鋼コストは同600米ドルに迫っているため、今期は小幅な赤字となると市場ではみられている。

 ただ、最近は石炭や鉄スクラップなど鉄鋼原料の相場が上昇しており、また在庫の積み増し需要の高まりも感じられるため、同社は早ければ来年1月にもオファー価格の引き上げを行うとみられる。