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産業用コンピューターの研揚、ASUSが買収へ


ニュース 電子 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027121

産業用コンピューターの研揚、ASUSが買収へ

 
 華碩電脳(ASUS)は9日の董事会で、子会社の碩陽科技を通じ、株式公開買い付け(TOB)により産業用コンピューターメーカー、研揚科技(AAEONテクノロジー)の全株を取得し、買収することを決議した。買い付け価格は1株当たり57.5台湾元、買収総額は53億5,300万元(約150億円)が見込まれる。碩陽は研揚を合併後、産業用コンピューターで台湾最大手、世界3大メーカー入りを目指す構えだ。10日付経済日報が報じた。

 碩陽はASUSと研揚の主要株主6人による合弁会社で、ASUSが65%、研揚主要株主が35%の株式を保有する。研揚株主は既に碩陽による研揚買収に同意しているという。

 TOBが成功した後、両社の董事会および株主総会で承認を得、さらに管轄機関の許可を受け、買収が完了する。合併後は荘永順・研揚董事長が、碩陽の董事長に就任する見通しだ。

 今回の買収計画についてASUSの李志豪投資長は、「研揚の産業コンピューター分野での技術により、ASUSの企業向けクラウドコンピューティング・ソリューションを強化したい」と語った。