ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾ファウンドリー設備投資、前工程で来年14%増の70億ドル


ニュース 電子 作成日:2010年12月10日_記事番号:T00027122

台湾ファウンドリー設備投資、前工程で来年14%増の70億ドル

 
 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の最新統計によると、台湾ファウンドリー業界の前工程製造プロセスへの設備投資額が来年、前年比14%増の70億米ドル超となり、引き続き世界最大の半導体設備市場となる見通しだ。10日付電子時報が報じた。

 SEMIの曽瑞榆・シニアマネジャーによると、世界の半導体メーカーの設備投資は来年18.3%成長するが、工場建設の投資額は11%減少する見通しだ。一方、12インチ工場の生産能力は、台湾と韓国がけん引役となって20%拡充される見通しで、そのうち台湾ファウンドリー業界の前工程への設備投資は今年の61億3,200万米ドルから大幅に拡大すると見込んでいる。

 なお、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は今年の設備投資額59億米ドル、聯華電子(UMC)も18億米ドルと高水準となった。さらに来年、TSMCは今年を上回る65億米ドル、UMCも15億〜18億米ドルと積極投資を続ける構えだ。