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台プラのベトナム製鉄所、来年Q1着工へ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年12月13日_記事番号:T00027136

台プラのベトナム製鉄所、来年Q1着工へ【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、ベトナム北中部ハティン省で進める大型製鉄所が来年第1四半期にも着工できる見通しだ。第1期(年産750万トン)の工事は2014年に完工・操業開始予定で、台湾や中国、東南アジアへの供給を目指す。11日付経済日報が伝えた。
 
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 同グループ主管によると、建設予定地は今年3月に同グループ側に引き渡され、計画は順調に進んでいる。ただ、ベトナムは外貨流出を防ぐために年間200億米ドルの外貨使用上限を定めており、この10%を占めることになる台プラ製鉄所での鉄鉱石購入費用(年間20億米ドル)をどう扱うかについて協議中で、この問題が解決でき次第、港湾の土砂を除去する浚渫(しゅんせつ)作業に入れる見通しだ。

 第1期工事では鋳鉄工場と製鉄所、合わせて年産750万トンの生産拠点および、取扱量2,700万~3,000万トンの深水港を建設する。経費80億米ドルのうち台プラグループが95%を負担する予定だ。