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CCLのアイテック火災、南亜プラなど同業に恩恵も


ニュース 電子 作成日:2010年12月13日_記事番号:T00027142

CCLのアイテック火災、南亜プラなど同業に恩恵も

 
 プリント基板(PCB)材料の銅箔基板(CCL)大手、聯茂電子(アイテック)の桃園県平鎮・第2工場で10日未明に火災が発生した。火災による死者は1人、負傷者は4人、原因は調査中だ。業界関係者によると、同工場が通常運転を回復するまでには半月〜1カ月かかるとみられ、同業の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台光電子材料(エリート・マテリアル)、台燿科技(TUC)などは受注が一時的に増える可能性もある。13日付電子時報などが報じた。

 アイテック広報は、平鎮工場の月産能力40万〜45万枚のうち第2工場が10万枚を占めるが、同社全体の280万〜300万枚に対し3〜4%にすぎず、供給への影響は軽微と説明した。また影響を受ける部分については、中国工場で生産を支援する構えだ。

 アイテックは主に、携帯電話向けのハロゲンフリーCCLを生産しているため、業界では、現在既に市場で不足しているハイエンドHDI(高密度多層)基板の需給がさらに逼迫(ひっぱく)するとの見方も出ている。