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ノーブランド・ノートPCの受託、クレボ・ECSが中国業者から奪回


ニュース 電子 作成日:2010年12月13日_記事番号:T00027143

ノーブランド・ノートPCの受託、クレボ・ECSが中国業者から奪回

 
 ノートパソコン中堅メーカー、藍天電脳(クレボ)や精英電脳(ECS)は、これまで約2年間、中国や海外のノーブランド機種の受託生産を中国メーカーに奪われていたが、最近これを取り戻しており、業績を回復させている。13日付電子時報が報じた。

 クレボは、一時は中国メーカーに発注先を変えた顧客がその品質やアフターサービスへの不満から、同社に戻りつつあると指摘した。同社の第4四半期ノートPC出荷は50万台を超え、過去最高となる見通しだ。通年では年初予測の200万台には届かず150万台となるものの、来年第1四半期は月16万〜18万台、通期では前期比横ばいか小幅な落ち込みの50万台前後となり、同期としては過去最高となる予測だ。

 市場調査会社IDCの統計によると、ECSの第3四半期ノートPC出荷台数は前期比25%増の76万台で、第4四半期も同水準が期待できる。同社も近年、中国メーカーに受注を奪われたが、今年11月以降、受注が戻りつつあるようだ。来年第1四半期は需要が強まり、70万〜80万台が見込まれる。

 一方、中国の受託メーカーは薄利のノートPCや低価格ノートPC(ネット
ブック)から撤退し、タブレット型PCを手掛け始めているようだ。