ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

経営陣の15年引退誓約、台プラグループが否定


ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月14日_記事番号:T00027168

経営陣の15年引退誓約、台プラグループが否定

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)創業者、王永慶氏の死後、同グループを主導する王一族と生え抜き幹部から成る「7人組」(王文淵、王瑞華、李志村、呉欽仁、王文潮、楊兆麟、王瑞瑜)が2015年までに経営の第一線から退くことを定めた誓約書に署名したとの13日付蘋果日報が報道に対し、同グループは同日直ちに「事実無根」と否定した。14日付工商時報が報じた。

 台プラグループは、「7人組」による経営は創業者の王永慶氏と王永在氏によって定められたものだと指摘。台プラグループ主要4社の、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)──の董事長は董事会で、董事は株主が選出するため、董事長に異動があれば経営陣も交代するが、引き継ぎに関する誓約書の署名など存在しないと強調した。

 なお台プラグループは、7月に申請した中国・浙江省寧波市の石化プラント拡張計画10項目が高純度テレフタル酸(PTA)以外認可された。今後、中国事業に1,000億台湾元(約2,800億円)規模の売り上げをもたらす見通しだ。