ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月14日_記事番号:T00027171
台湾中油は来年より120億台湾元(約334億円)を投じ、ナフサ分解によって副生する混合物C5留分関連、およびバイオディーゼル燃料(BDF)原料、ヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)油の生産の新規2事業に着手する。川中・川下の高付加価値事業参入計画の一環だ。14日付工商時報が伝えた。
C5留分では合成ゴム大手、台橡(TSRC)と提携、投資総額86億元のうち同社が49%(43億5,000万元)、台橡が48%を出資し、天然ゴムの代替原料となる、イソプレンやペンタンをC5留分から生産する。
ヤトロファ油の生産では投資総額82億元のうち、同社とインドネシア政府が45%(37億元)出資、台湾肥料(台肥)が10%を出資する。インドネシアの10万ヘクタールの土地に5年間をかけて植樹、2015年からの収穫でBDFなどの生産に利用する。主に欧米向けとするが、台湾や中国にも供給する計画だ。
なお、内外の企業と提携するC3~C6、C8、C9といった副生物事業への総投資額は200億元を上限とする計画とみられる。
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