ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾中油、大林蒸留プラント更新に205億元【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月14日_記事番号:T00027172

台湾中油、大林蒸留プラント更新に205億元【表】

 台湾中油は13日までに、高雄製油所の移転や国光石化科技(KPTC)の大型石油化学プラントの建設遅延に対応するため、大林蒸留プラント(高雄市小港区)の設備更新に205億台湾元(約570億円)を投資する計画を明らかにした。完成は2015年の予定で、生産能力は日産10万バレルから15万バレル、年産5,000万バレルへと増加する。14日付工商時報が伝えた。

 これにより、同社の生産能力増強計画は、第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、三軽)設備更新、大林製油所、桃園製油所などの増産計画を合計すると、総額1,518億元規模となる予定だ。また、新たに沙崙海路パイプラインの更新が14億2,000万元の費用を投じて進められることになった。完成は2013年の予定。

 第3ナフサにはエチレン年60万トン(最大80万トン)、プロピレン37万トン、ブタジエン10万トンを生産するプラントが設置され、13年の操業開始後は年間458億元の生産を見込む。