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米国向け機械輸出、米韓FTA来年発効で流失の危機


ニュース 機械 作成日:2010年12月14日_記事番号:T00027173

米国向け機械輸出、米韓FTA来年発効で流失の危機

 先ごろ米国と韓国が自由貿易協定(FTA)締結に合意し、来年にも発効すると見られる中、台湾の機械産業が深刻な打撃を受けるとの懸念が持ち上がっている。台湾区工具機・零組件(部品)工業同業公会(TMBA)はこのほど台湾政府に対し緊急陳情を行い、「米国とのFTA締結を急がなければ、年間1,000億台湾元(約2,800億円)規模の米国市場を失う」と訴えた。14日付経済日報が報じた。

 今年1〜10月の台湾の機械輸出は、中国向けが46億9,800万米ドルで全体の34.6%を占めて最大の輸出先となったが、米国向けも中国に次ぐ19億8,100万米ドルで14.6%を占めた。

 卓永財TMBA理事長は「韓国は台湾の機械産業の主要競争相手であり、いったん米韓FTAが発効すれば、韓国製品は免税となり、台湾の競争力は深刻なダメージを受ける」と語った。