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横断歩道の歩行者優先違反、ドライバーの罰則強化検討


ニュース 社会 作成日:2010年12月15日_記事番号:T00027189

横断歩道の歩行者優先違反、ドライバーの罰則強化検討

 交通事故のうち歩行者の死亡率が12%に上ることを重く見た内政部警政署は14日、横断歩道での歩行者優先を徹底するため、いかなる状況でも一時停止をしなかった自動車に対して違反点数を付加し、累計点数によって免許の停止、取り消しといった罰則強化を検討するよう交通部に提言した。15日付蘋果日報が報じた。

 現行法では、歩行者が横断歩道を渡っている際、自動車は歩行者と約3メートル(自動車1台分)の距離を取らなければならず、違反した場合は1,200〜3,600台湾元(約3,400〜1万円)の罰金が科される。ただ、違反点数が付くのは、車が交差点を曲がって走行していた場合に限られるため、警政署の李平生交通組長は、ドライバーが「お金さえ払えばいい」と勘違いしていると指摘した。

 警政署は、走行状況に限らず歩行者優先を怠ったドライバーに対し、▽違反1回で1点付加、3カ月以内に3点に達すれば1カ月の免停▽6カ月以内に6点に達しても1カ月の免停▽1年間で2回免停となれば、免許取り消し──と罰則を強化するよう法改正を求めている。