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2012年総統選、「傾中政権交代が目標」=李登輝氏


ニュース 政治 作成日:2010年12月15日_記事番号:T00027190

2012年総統選、「傾中政権交代が目標」=李登輝氏

 直轄市長選挙が終わり、2012年の総統選に向けた野党・民進党の候補選びがメディアの注目を集める中、李登輝元総統は14日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト、フェイスブック(Facebook)上に開設した個人ページで、「目標はただ一つ、『傾中政権』の交代だ」との考えを公開した。その上で野党候補については、「台湾の主体性を守り、台湾人の価値観やアイデンティティーを確立できる人物であれば、誰と誰がペアになるかといった問題は重要ではない」と書き込んだ。15日付自由時報が報じた。

 李元総統が主宰するシンクタンク「群策会」の王燕軍秘書長によると、李元総統は中台間に海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が締結されたことで台湾は主体性を失い、ECFA締結の是非を問う住民投票の実施も却下されたことにより、台湾の民主発展のための仕組みが損なわれたとの認識で、馬英九政権を交代させる必要を感じているという。

 またこのほど、民進党の呂秀蓮前副総統が、同党を離れ、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者、故王永慶氏の息子である王文洋氏とペアを組んで次期総統選挙に出馬するとの観測がメディアで報じられたことについて、呂前副総統の事務所は「全くのでたらめで、呂氏が民進党を離脱することはあり得ない」と否定した。