ニュース 金融 作成日:2010年12月15日_記事番号:T00027193
英保険大手アビバは、台湾の第一金融控股との合弁生保会社、第一金人寿保険からの出資を引き揚げる方針を堅持し、保有する第一金人寿の株式49%の譲渡先を模索している。15日付工商時報が伝えた。
アビバの域内本部幹部は今月初め、行政院金融監督管理委員会(金管会)の黄天牧保険局長を訪ね、第一金控との合弁を解消したい意向を申し入れた。席上、黄局長はアビバが台湾市場に進出して2年しかたっていないことを理由に、合弁解消には同意できないとの立場を示したとされる。
しかし、アビバは英国本部が国際財務報告基準(IFRS)を前倒しで適用するなど、第一金控側と経営理念が合わないことを理由に、合弁解消の方針を堅持。保険局が認める株式譲渡先が見つかれば、直ちに台湾市場から撤退する意向を固めている。
業界関係者によると、譲渡先について、2007年に瑞泰人寿(ウインタートウル・スイス生命)を中国人寿保険に売却した仏保険大手アクサが有力視されている。
これについて、第一金控は「まだいかなる通知も受け取っていない。『離婚』するにも『親』(金管会)の同意が必要だ」とコメントした。
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