ニュース 電子 作成日:2010年12月15日_記事番号:T00027209
ガラス最大手、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)は14日の董事会で、30億台湾元(約84億円)を投じ、主にタッチパネルの材料として使用される超薄型ガラスの生産ラインを彰化浜海工業区(彰化県)に設置することを決議した。同社の同分野への投資は初めて。2012年に量産開始予定で、年産能力は3万5,000トン、台湾内での販売を主とする方針だ。15日付工商時報が報じた。
台玻は「現在台湾でタッチパネル用超薄型ガラスは、コーニングと旭硝子の2社が生産するのみで、市場の潜在ニーズは高い」と好感しており、市場では今後同社に年間約20億元の売上貢献をもたらすと予想されている。
観測によると、同社は既に聯華電子(UMC)傘下企業など、台湾のタッチパネル川上メーカーの多くと接触しており、量産開始後の受注に懸念はないもようだ。さらに、安定した需要があれば第2工場設置の可能性もあるという。
台玻は従来型の板ガラスから、太陽電池用ガラスやLOW−Eガラス(エコガラス)、今回電子製品向けへと展開を拡大している。タッチパネル用超薄型ガラスの生産が始まる12年には、同社売上高のうち板ガラスの比率が低下し、それ以外の製品比率が15%以上に拡大すると予測される。
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