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東風裕隆、12年の黒字化目標=厳執行長


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年12月15日_記事番号:T00027212

東風裕隆、12年の黒字化目標=厳執行長

 裕隆集団の厳凱泰執行長は14日、中国の東風汽車との合弁会社「東風裕隆汽車品牌公司」の設立会見を中国・浙江省杭州市で開き、「来年にも販売を開始し、2012年から黒字化したい」と述べた。15日付工商時報が伝えた。

 

 厳執行長はまた、「東風汽車とはさまざまな提携計画があり、今後数カ月の間に中台双方で新たな計画を明らかにする」と表明した。

 経営路線については「差別化を図り、価格競争に陥ることはない。台湾市場で多目的車(MPV)を投入した際、裕隆が成功すると思った人はどれだけいただろうか。結果として、(自社ブランドの)LUXGEN(納智捷)は同クラスの車種の中で首位に立った」とした上で、「LUXGENの本当の戦場は中国、そして全世界だ。台湾の自動車市場は小さいので、裕隆は台湾に立脚しつつ、中国や全世界に視野を広げていく」と強調した。

 東風裕隆の呉新発総経理によると、同社は来年第3四半期に中国でLUXGENのスポーツ多目的車(SUV)を20万~27万人民元(約252万〜340万円)の価格で発売し、初年度に1万5,000~1万6,000台、最大で2万台の売り上げを見込んでいる。来年末にはMPVを追加投入、13年には普通乗用車も発売する予定だ。