ニュース その他分野 作成日:2010年12月16日_記事番号:T00027219
ハイテク産業の集積地として世界的にその名が知られる新竹科学工業園区(竹科)が、設立30周年を迎えた。15日に行われた記念式典で蕭万長副総統は、「人も資金も不足していた状態からスタートし、台湾中部大地震や世界金融危機など試練を受けながら、世界の半導体・IT(情報技術)産業の中心地に成長した」と賞賛した。その上で「今後は次世代の有力産業を育み、世界のイノベーションセンターへと発展することを期待する」と語った。16日付工商時報が報じた。
記念式典であいさつする蕭万長副総統。自身も30年前の竹科設立準備に携わった(15日=中央社)
竹科全体の入居企業数は463社、園区内で働く人の数は13万7,000人に達する。園区の面積は860ヘクタールと小さいながら、保有する特許数は全土の20%、研究開発(R&D)費も民間全体の15%を占める。
また同園区全体の売上高も、昨年は世界金融危機の影響で8,835億元に落ち込んだものの、過去数年にわたり1兆元を超えており、今年は過去最高を記録する見通しだ。
なお同園区の2000〜09年の平均売上高は、台湾全土の製造業売上高の9%、台湾全体のGDP(域内総生産)の4.5%を占めて台湾の経済成長に大きく貢献しており、台湾が世界経済フォーラム(WEF、本部ジュネーブ)の国際競争力ランキングで、「産業集積状況」項目において2006年から08年まで3年連続で世界1位を獲得した原動力となった。
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