ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月16日_記事番号:T00027231
16日付工商時報によると、中国では吉林省で14日、気温がマイナス37.6度まで下がり1957年以来の低温となるなど、記録的な寒波が到来する中、大雪で華北や華東地区の貨物輸送に障害が出ていることで、石油化学原料のスポット価格が急上昇している。この現状を受け、台湾の関連石化メーカーの業績にプラス効果が見込まれている。
ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)のアジアスポット価格は先週、原油やナフサの価格上昇に加え、中国の大雪による交通障害で供給不足となり、10米ドルから29米ドルに急上昇した。スポット価格の上昇はPPやPE、エチレングリコール(EG)、高純度テレフタル酸(PTA)といった原料を扱う台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)や台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)などの業績に貢献しそうだ。
なお、中国での今回の大寒波では黒龍江省でマイナス40度、華中の江西省でも6ミリ以上の降雪警報が出るほどで、貨物輸送状況のさらなる悪化が懸念されている。
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