ニュース 電子 作成日:2010年12月16日_記事番号:T00027237
電子ペーパー世界最大手、元太科技工業(EIH)は15日、661万米ドルを投じ中国子会社を設立すると発表した。将来巨大市場となると見込む同国教育市場をターゲットとし、顧客のニーズに応じて電子ブックリーダーを設計・開発する方針だ。一方、自社で電子ブックリーダーの販売は行わないと強調した。16日付工商時報が伝えた。
劉思誠董事長はかねてから教育市場の成長力を評価しており、特に中国については米国を上回る力強い成長を好感している。また、現行の電子ブックリーダーは教育現場のニーズを満たしていないと指摘し、小・中・大学などそれぞれの段階でニーズが違うことから、商機は無限に広がるとの見方を示した。
同社は中国で、電子ブックリーダー同国最大手、漢王科技(ハンボン・テクノロジー)を主要顧客とするほか、998人民元(約1万2,600円)の低価格電子ブックリーダーを発売した盛大集団(SNDA)からも受注を獲得した。また、中国のIT(情報技術)製品大手の北大方正集団(ファウンダー)傘下で電子ブックコンテンツのプラットフォームを提供する番薯網との提携も決まっている。
元太は、今年の中国市場での電子ペーパー販売量が漢王向け約200万枚、中国事業の売上高は同社全体の20%を占めると見込んでいる。
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