ニュース 社会 作成日:2010年12月17日_記事番号:T00027248
台湾プロ野球の八百長事件で詐欺罪と賭博罪に問われた元阪神投手で兄弟エレファンツ前監督の中込伸被告(40)の控訴審判決公判が16日、台湾高等法院で開かれ、一審と同じ懲役1年8月、執行猶予4年の判決が言い渡された。台湾では詐欺罪の公判は二審までのため判決が確定した。17日付蘋果日報などが伝えた。
執行猶予は中込被告が公益拠出金180万台湾元(約500万円)を支払うことが条件で、その後裁判所に申請すれば日本への帰国も許される。しかし、担当弁護士は「被告は仕事がなく、友人の支援を受けている状況で、180万元を工面できるか分からない。最終的には収監されるのではないか」と話した。
控訴審は、賭博罪を認定した一審判決は不適当として破棄。理由については「被告は八百長による結果を事前に知っていたため賭博には当たらず、詐欺だけが成立するため」とした。執行猶予付きの判決については、「野球生命を絶たれたことによる影響が、服役することによる影響よりも大きいため」と説明した。
判決によると、中込被告は賭博グループの求めに応じ、2008年4月から09年9月にかけ、八百長に協力する投手を登板させるなどし、3試合で不正に成功し、報酬として計150万元を受け取った。中込被告は当初、起訴事実を否定していたが、早期帰国を目指し、一転して起訴事実を全面的に認めていた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722