ニュース 石油・化学 作成日:2010年12月17日_記事番号:T00027260
石油化学大手、長春集団(CCPG)は、5億シンガポールドル(約320億円)を投資し、シンガポールに石油化学製品の生産拠点を設置する。2013年に操業開始予定で、同拠点で主力とする酢酸ビニルモノマー(VAM)の、グループ全体の年産能力は100万トンに拡大し、米セラニーズに次ぐ世界2位となる見通しだ。17日付経済日報が伝えた。
シンガポール拠点設置は、長春石油化学(CCPC)、長春人造樹脂廠(CCP)、大連化学工業(DCC)の系列3社が共同で行う。第1期計画ではVAMのほかアリルアルコールとクメンの3製品を生産する。これら製品は石化産業の川中に位置するため、長春集団の生産能力増強は、川上や川下を含め産業全体をけん引する効果も見込まれる。
なお同グループは、台湾中油傘下の国光石化科技(KPTC)の民間最大株主となっているが、国光の大型石油化学プラント(彰化県大城郷)建設計画が、環境影響評価手続きの難航により進んでいないことから、同社への投資をあきらめ、シンガポール投資に切り替えたとの見方もある。しかし集団主管は「2つの案件は同時進行が可能」とこれを否定した。
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