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マザーボード3社、10%以上の値上げ検討か


ニュース 電子 作成日:2010年12月17日_記事番号:T00027267

マザーボード3社、10%以上の値上げ検討か

 マザーボード業界関係者によると、華碩電脳(ASUS)、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、微星科技(MSI)の台湾大手ブランド3社が最近、相次いで値上げの検討を始めたもようだ。原料および中国での人件費上昇のほか、インテルの新チップセットが旧型製品よりも割高であること、さらに台湾元の対米ドルレート急上昇などが要因で、17日付電子時報は、マザーボードは今後3カ月で約10%、中国での労働力不足がさらに深刻化すれば一部製品では15〜20%の値上げが行われる可能性があると指摘した。

 こうした観測に対しASUSは、「現在検討中で、今後の中国労働力不足問題が鍵となる」とコメント。ギガバイトは回答を避けた。一方、MSIは「人手が不足しているとは聞いておらず、値上げも検討していない」と否定した。

 ただ業界関係者は、原料および中国での人件費上昇を見れば、値上げをしなければ品質を落とすことを迫られ、これによって問題が起きればブランドイメージに多大な影響を及ぼすため「値上げは避けられない」と指摘した。